警備員の仕事のメリットとは?意外な利点もある?

警備員として働くことをお考えの方もいるかもしれませんが、どのようなメリットがあるのか気になることでしょう。メリット重視で仕事を選ぶわけではないとしても、事前に把握しておきたい情報ではあります。そこで今回は警備員の仕事における、メリットについてご紹介いたしましょう。

1. 日常生活に活かせるスキルの向上

警備の仕事は常に緊張感の張りつめた仕事です。施設などにおいて、不審者や不審物がないか常に目を光らせることになりますので、洞察力が求められます。

生まれつきそうした能力をもちあわせている方もいれば、変化などに疎い方もいることでしょう。もともと洞察力の優れている方のほうが警備の仕事に向いていることになりますが、洞察力は先天性のものだけでなく地道な積み重ねによって身につけることが可能です。日々の業務の繰り返しのなかで自然と洞察力が身につき、そしてそれは日常生活においても活かせることでしょう。

そのほかにも忍耐力や精神力が鍛えられるという面もあります。警備の仕事は一見簡単なように思えるかもしれませんが、実際のところは大変な部分も多い仕事です。事件や事故が発生したときだけでなく、なにも発生していない状態であっても常に集中しながら、警備をしなければならないのです。だれに強いられることでもありませんが、だからこそみずからを律して警備に取り組まなければなりません。その環境下に身をおくことで、自然と精神力などがたくましくなっていくことでしょう。

また意外とコミュニケーションをとる機会が多い業務でもあります。警備の最中にお客さんなどに話しかけられることもあれば、身辺警備の場合には警備対象の方との会話も発生するわけです。その際にきちんとした立ち振る舞いが求められますので、常識のある対応力が身につきます。

2. 警備に関する知識が習得できる

警備の仕事をしているからこそ、身につけられるスキルや知識があります。警備の仕事をしていなかったとしても身につけること自体は可能ではありますが、警備の仕事と無縁であれば意味のないスキルになってしまうことでしょう。現職として警備の仕事をしているからこそ活かせる面もあるため、ほかの仕事ではない大きなメリットといえます。

基本的に警備の業務は、マニュアルが用意されています。そのマニュアルに沿って現場での警備にあたるので、しっかりと頭に叩き込んでおかなければなりません。それほど複雑な内容ではありませんが、一度身につけてしまえば警備業界に長く身を置けるようになるでしょう。生涯の仕事にできるという意味でも、大きなメリットとなります。

また救命知識を身につけられます。警備の業務では単に見回りなどをするだけでなく、いざというときの救命活動も含まれるのです。その際にAEDによる蘇生行為をそつなくこなさなければならず、手当などの救護活動なども同様です。警備員として業務を行う場合には、定期的に研修などもあります。必要となるスキルを着実に身につけられるでしょう。

3. 職場環境が比較的快適

警備の仕事にはいくつかの種類があります。交通誘導という業務の場合、基本的には屋外となりますので、夏は熱く冬は寒いという過酷な環境です。また雨や風に関してもそのまま体で受けることになり、心身ともに健康でなければついていけない部分もあるかもしれません。

身辺警備に関しても、警備対象のみの安全を第一に考えて動かなければなりませんので、自分自身のことは後回しとなります。要人の警備の場合、大勢の人にもみくちゃにされることも多く、体力的にも過酷です。

一方で施設警備の場合には、基本的に施設内を巡回するのがメインの業務となります。施設の面積が広い場合には一通り巡回をするだけでも体力的には辛いかもしれませんが、屋内での業務となるため環境は快適です。とくに商業施設であれば、お客様が快適に過ごせる環境となっているため、暑さや寒さを感じることはないでしょう。歩き周ることも慣れてしまえば平気になるため、快適であるといえます。

また最低限のコミュニケーションは必要となりますが、飲食店などの接客業に比べれば会話の機会は少ない傾向にあります。あまり人との関わり合いが好きではないという方であっても、ひとりの時間がメインとなるので、ストレスなく業務を遂行できることでしょう。

4. 特殊な資格を取得できる

警備の仕事をするうえで資格は必須ではありません。しかし警備の仕事に関する資格は何種類も存在しています。それぞれの種類に1級と2級があるため、資格を取得して警備業務のスキルを向上させようと思えば、その幅は広げられるのです。

とくに1級の資格に関しては、1年以上の実務経験と現職の警備員であることが条件として決められているため、警備の仕事をしている人だけが取得できる資格であります。この特別感は、大きなメリットとなることでしょう。

資格を取得することによるメリットですが、資格を有している人が求められる現場で働けるようになる、資格に対する手当が支給されるなどがあげられます。すべての警備会社がそうというわけではないものの、取得しているからこそ対象となるのです。警備における知識向上にもつながるため、警備員になった場合には積極的に取得していきましょう。

5. まとめ

警備員の仕事は一見単調である、危険がともなうというイメージがあるかもしれませんが、数多くのメリットのある仕事です。もちろんデメリットも少なからずありますが、やりがいとスキルアップに向いています。警備員の仕事に興味をおもちでしたら、「株式会社A.R.S.警備保障」までお気軽にお問い合わせください。